親が民間の「医療保険」に加入していたら?

民間保険に加入していれば給付金の請求を

親が民間の医療保険共済に加入していれば、入院・手術をした場合に給付金を請求できる可能性があります。親に聞いても、ずいぶん昔に付き合いで加入したものなどは詳細をよくわかっていないケースが多いです。自動引き落としのために、加入の有無すら忘れていることが珍しくありません。

まず保険証券を探して、内容の確認を行います。理解できない場合は、保険会社や代理店に問い合わせましょう。必要書類や診断書などを提出すると、指定口座に保険金や給付金が振り込まれます。入院中に請求することもできますが、残りの入院期間の給付金については、後日あらためて請求することになります(診断書の料金が2度かかることになるので注意)。

子が請求できる「指定代理請求制度」

保険請求で注意したいのは、本来、請求に係る手続きは被保険人である親本人が行う必要があるということ。けれども、病状によっては難しい場合もあるでしょう。そこで、多くの保険商品では「指定代理請求制度」を導入しています。被保険者が自ら保険金の請求手続きをできない場合に、あらかじめ定めておいた指定代理人が請求できるというものです。このあたりも、親の加入している保険がどのようになっているか確認する必要があります。もし「指定代理人」を定めていないなら、今後のために後付けの方法がないか保険会社に聞いてみましょう。

なお、保険請求するのを失念していた場合、約款上は3年まで請求可能としている保険会社が多いようです。さかのぼって請求しましょう。

民間の医療保険請求の一般的手順

  1. 申告
    入院・手術をしたら、保険会社にその旨を連絡し、申告書類を送ってもらう
  2. 診断書記入
    書類が届いたら、医師に診断書を書いてもらう
  3. 書類の送付
    診断書など必要書類が揃ったら、保険会社へ送付
  4. 書類審査
    書類をもとに、保険会社支払いの審査をする
  5. 給付
    保険金・給付金が還付される

指定代理請求制度のポイント

  • 指定代理請求ができるのは?
    • 病気やケガで判断能力を欠き、被保険者本人が意思表示できない
    • 被保険者が病名の告知を受けていない
  • 指定代理請求人になれるのは?
    • 被保険者の戸籍上の配偶者
    • 被保険者の直系血族
    • 被保険者と同居または整形を一にする三親等内の親族  など
  • 請求の時効とは?
    • 通常、「支払事由の発生日(入院した日や手術を受けた日)から◯年」と約款で決められている。保険会社によっては、時効を過ぎていても支払に応じるケースもあるので、あきらめずに問い合わせを。

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