ダブルケアや二人同時介護になったら一体どうなるの?

2人以上を同時に介護することになったら

複数の親の介護が同時に起こるケースも

シングルの場合、親は2人。結婚している場合は4人。だいたい同じような年代なので、同時期に複数の親に介護が必要となるケースがあります。「同時多発介護」とか「多重介護」と呼ばれています。

介護だけでなく、晩婚傾向のため、子育て期に親の介護が始まる「ダブルケア」のケースも珍しく無くなってきました。自分の生活がある上に、複数の家族のケアが発生すると悲鳴をあげたくなります。この現状を受け入れるには時間がかかると思いますが、それでも直面したからには対決が必要です。配偶者やきょうだいと事情を共有し、負担をできるだけ分担するようにします。

子ども(親からすると孫)がある程度の年齢になっている場合は、彼らも巻き込み、無理のない範囲で手伝ってもらうことも必要になるでしょう。ちょっと様子をのぞいてくれるだけでも助かります。

ケアマネージャーに事情をしっかり伝える

そして、親の担当のケアマネージャーに、同時にケアを要する家族がいて時間的にも精神的にもゆとりがないことをざっくばらんに話すようにしましょう。

利用可能な社会資源をとことん利用した上で、家族にしかできないことは何であるか、ケアマネージャーと話し合いましょう。それをふまえて家族と対話を重ね、役割分担の調整を行います。

ただし、このようにしても難しくなってくることもあります。人間誰しも1日24時刊しか持ち時間はないのです。在宅を熱望する親に施設や病院へ入ってもらうなど、本人の意志を尊重できない事態も致し方ないという割り切りも最終的には必要になってきます。

少子高齢・晩婚化でダブルケアは一般的に……?

少子高齢化により、高齢者1人を支える「働く世代」の数が減少を続けているのは既にご存知のことでしょう。財務省の試算によると、1965年には高齢者1人を9.1人の現役世代が支えていたのに対し、2012年時点で既に現役世代2.4人で高齢者1人、2050年には現役世代1.2人で高齢者1人を支えていかなければいけません。

またその他にも介護に関連するライフステージの変化が起こっています。例えば、晩婚化によって「出産・育児」と「親の介護」の期間が重なり、負担がますケースもどんどんと増えています。

家庭内も、いまや一人っ子、ふたりっ子が主流。同時に親が倒れれば、それを少ない子で支えることに。社会資源をトコトン利用するつもりでなければ、介護生活は成り立たない!とおぼえておきましょう。

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