足がつると、とにかく痛い!足がつる原因って知っていますか?

寝ているときに急に足がつると、激痛でハッと目が覚めたりします。筋肉疲労などの原因も思い当たらないときでも、突如おきる激痛の原因は何でしょう?その原因は、意外なところにあるかもしれません。こむら返りとも呼ばれる、足がつるときの原因について。

足がつるとは?

足がつる原因にはいろいろあります。準備運動不足がよく言われますが、原因のひとつであって、そのほかの原因もあります。足がつるとは、急に痛みを伴って足の筋肉が収縮したり、痙攣(けいれん)を起こしたりする症状で、とくに足のふくらはぎがつると、こむら返りとも言います。足がつるときには、数秒から数分にわたって続き、その原因は足にあるのではなくて、根本的な原因はほかのことが問題になっていることが多いと言われています。

足がつるメカニズム

筋肉を構成している筋線維には筋紡錘が巻き付いていて、筋肉を護っています。筋紡錘は、筋肉の伸び縮みを感知する装置で、何かの原因でこれがうまく働かないと、強い痛みが出て足がつる原因になります。

「つる」というのは、筋肉の緊張・弛緩を調節する筋紡錘という感覚装置が上手く働かず、弛緩調節が鈍り、これが原因で突然強い痛みを伴って筋肉の急激な収縮・けいれん起こしている状態なのです。

足の筋肉に無理な力がかかると、筋紡錘の働きで筋肉が収縮し、収縮した筋肉はロック状態になって固くなることが原因で血流が悪化し、酸素不足になります。酸素が欠乏した筋肉は酸素不足を脳に伝え、脳からは痛みとしての感覚が伝令されます。それが足がつるときの状態です。本人は原因となるような筋肉の無理はしていないと思っていても、実際には気づかないうちに何かの原因で筋肉に無理をかけていることがあります。 

睡眠中に足がつる原因

70歳以上の人で、3人に1人は足がつる悩みがあると言います。とくに、昼間の疲れなどが原因で、夜中に足がつりやすくなります。睡眠中に足がつる、とくにふくらはぎがつることが良くあります。その原因には、水分不足、ミネラル不足、冷え、筋肉疲労などがあります。

睡眠中に足がつる人は、年齢に関係なくいらっしゃいますが、特に中高年の方で多くいらっしゃるようです。中高年の方が足がつりやすい理由は、加齢による筋肉量の減少、脱水症状、動脈硬化による血行不良、薬の副作用など若い人に比べるとあらゆる原因が重なって足がつる可能性が高まるからです。

中高年の人は、いろいろな原因が重なって、若い人よりも足がつることが慢性化したり、重症化することが多いとも言われています。秋から冬にかけての寒い季節は、一番足がつることが多くなるので、マッサージをしたり、お風呂に入ったり、靴下を履いたり、水分補給をしたりして原因になる事柄に注意することも大切です。

もしも睡眠中に足がつることがあったら、足を伸ばして足の指先をつかみ、ふくらはぎの筋肉を伸ばすような感じで手前に引きつけると楽になります。

足がつる原因:栄養のバランス

原因となるミネラル類

足がつりやすくなる原因に関係する栄養などは、ミネラル、ビタミンB1、ビタミンE、タウリン、水分です。

カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどの血液中にあるミネラルイオンがバランスを崩すと、筋肉の異常興奮状態である「痙攣(けいれん)」が起きやすくなります。

足がつるのは、筋肉が縮んでいる状態ですから、とくに筋肉を緩める役割があるマグネシウムが不足すると足がつる原因になりやすくなります。ビタミンB1やタウリンの不足でも、足がつる原因になると言われています。ミネラルを普段の食事からはなかなか摂りにくいときには、サプリを利用するのも良い方法です。

足がつるのに効果的な食品

イカ、タコ、レバー、卵、豆類、豆腐、納豆、アーモンド、バナナ、トマトなどが、とくに効果的な食べ物とされています。

足がつる原因:筋肉疲労

運動中の筋肉疲労

運動をやり過ぎてしまう人やマラソンを頻繁にする人は、足がつる原因を作ってしまいがちになります。

運動によって汗をかくため、

水分、ミネラルを多く失います。

それに加えて、運動は筋肉に疲労を蓄積させますし、

運動中は筋肉に刺激を与えるため“足をつる”引き金にもなります。

運動中や運動のあとは、足がつる原因となる水分やミネラルを失うので、筋肉疲労が重なると足がつる可能性が増えます。運動不足の人や高齢者は、筋肉が衰えていることも原因になって、足がつる可能性はさらに高くなります。筋肉が弱っている人は、運動すること自体が足がつる原因にもなるのですが、ストレッチをしないと、さらにそのリスクが高まります。

足がつる原因:薬の副作用

原因となる薬の種類

コレステロールを下げる薬を服用していると、副作用として夜中に足がつることがあります。

足がつる(薬の副作用の可能性も)

■交感神経β遮断剤(高血圧の治療薬):塩酸カルテオロール、塩酸セリプロロール、ピンドロール

■抗甲状腺剤:チアマゾール

■ベンゾチアゼピン系Ca拮抗剤:塩酸ジルチアゼム

■ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤:フェロジピン

ホルモン剤、インシュリン、利尿薬、高血圧や狭心症に使われる薬、コレステロールを下げる薬などが原因になって、足がつることがあります。薬を服用していて、寝ているときなどに頻繁に足がつる、こむら返りが起こるときには、医師に相談してみることも大切です。

足がつる原因:病気

足がつる原因になる可能性のある病気には、甲状腺機能低下症、肝炎肝硬変、副甲状腺機能亢進症、低ナトリウム血症、尿毒症、糖尿病、動脈硬化症、神経系の病気などがありますが、静脈瘤でも足がつる原因になります。頻繁に足がつる場合には、受診して診断を受けることが大切です。

病気で足がつるときに見られるほかの症状

現代人がかかりやすい糖尿病の症状が悪化すると、足がつるなどのさまざまな症状が現れてきます。

喉が渇く、手足がしびれる…糖尿病

歩行障害…脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症

腰痛…椎間板ヘルニア

むくみ…腎疾患

片方の手足の麻痺・言葉のもつれなど…脳梗塞

もしも頻繁に足がつるようなことがあって、上記のような症状も見られるときには、病気の症状が進んでしまわないうちに、早めに受診するようにしましょう。

まとめ

運動不足が原因で足がつるのは、きちんとした予防策をとればあまり心配は要りません。高齢者で夜中に足がつる場合、年のせいだと軽く考えないで原因についても注意が必要です。何かの病気の症状として足がつることもあるからです。

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