生理前に体重が増える原因を知って上手にダイエットしましょう

生理前に体重が増えるのは、女性なら誰にでも起こりうることです。なぜなら、「生理前に体重が増える」という現象は、女性が妊娠するために必要な大切な仕組みの一つだからです。ですから、ダイエットを効果的に行うためには、生理周期を理解しておくことがポイントです。

生理前に体重が増えるのはなぜ?

女性の身体は「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つのホルモンによる働きで、日々大きくバランスを変えています。そしてこの2つのホルモンは月経を境に約28日の周期で増減を繰り返しているのです。

女性の「生理周期」に影響を与えるホルモンには、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と「エストロゲン(卵胞ホルモン)」があります。この二つのホルモンには、一方が減ると一方が増える、一方が増えると一方が減る、という関係があります。

プロゲステロンは妊娠を維持するように働き、エストロゲンは妊娠の準備をするために働きます。

つまり生理の少し前まではエストロゲンが増えるのでそのはたらきが活発になります。逆に、その後はプロゲステロンが増えるので、今度はプロゲステロンのはたらきが活発になるのです。

生理前に体重が増える原因となるのは、このプロゲステロンの影響です。

生理前には卵巣から「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンが分泌され、体が生理による出血などに備えて栄養を蓄えようとし始めます。その結果、いつも以上に食欲が増し、体もたくさんの栄養を蓄えてしまうことになるのです。

生理前にインスリンの分泌量が増えることも、太りやすい原因です。インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる効果がありますが、プロゲステロンによって効きが悪くなるという特徴があります。そのため、生理前にインスリンの効果が悪くなり、血糖値が上がると、血糖値を下げようとして、インスリンの分泌量が急激に増えます。その結果、血糖値が下がると、血糖値を維持しようとして、体が甘いものを欲し、太ってしまうのです。

生理前になると、無性に甘いものが食べたくなることが増えるので困るというのは、よく聞く話ですよね。

実は、これもプロゲステロンの働きのせいというわけです。そう考えると、ちょっとやっかいなホルモンですが、「妊娠」のためにはとっても大切なホルモンなのです。

体重が増える生理前の時期とはだいたいいつごろ?

生理前の体重が増える時期は、この二つのホルモンが交代する時期と同じです。

これは、基礎体温を付けていればわかります。プロゲステロンは、排卵後、つまり生理前に増えるのですが、このホルモンには基礎体温を上げる働きがあります。ですから、体温が高い時期に入れば、「体重が増える生理前の時期」に突入したことがわかるのです。

生理前の体重増加は、ほとんどの方が生理5日前頃から始まります。

あなたの身体を蓄え型にしていくんです。そして更に、細胞に水分や塩分を蓄えて、脂肪の代謝を遅らせて行くように働きかけます。

プロゲステロンは、生理前に働いて、とにかく体内に栄養分や水分を貯めこもうとするホルモンです。栄養分も水分も、できるだけ消費しないようにして、貯めこむ。つまり、言い換えると代謝を抑制して体にため込もうとするわけです。その結果体重が増えるのです。

これが「生理前に体重が増える」原因ですから、ダイエットを計画する際には、「体重が増える」もしくは「増える可能性が高くなる」時期、つまり「生理周期」を知っておくことが大切になります。

生理前に体重はどのくらい増える?

生理前後に体重が増えるのは、誰にも起こるといっていいほどで、殆どの場合避けられません。痩せている人の場合でも、1キロ~2キロは生理で体重が増えます。

場合によっては生理で3~5キロ増えます。

個人差が大きいことですから、ダイエットなどをしたい場合には、あらかじめ自分の生理前後の体重について知っておいたほうがいいかもしれませんね。

生理前になると、体重がどのくらい増えるのか、その割合を一度記録してみてはどうでしょうか。そうすれば、「体重が増える」その原因が、生理周期のせいなのか、それとも単なる食べすぎのせいなのかを判断することはできます。

生理前に体重が増えるのは当然のこととわかっていれば、ダイエットに失敗した!とか、逆に太ってる?などと焦る必要はないわけです。体重が増えるのは、あくまでも生理現象ですから、落ち着いて対処してください。

生理前に体重が増えるの原因「便秘」と「むくみ」

生理前に体重が増えるのは、プロゲステロンの影響ですが、実はこのプロゲステロンにはもう一つ厄介な性質があります。

それは、便秘を引き起こしやすいこと。プロゲステロンには、便を外へ押し出す蠕動運動(ぜんどううんどう)の働きを弱めてしまうという性質もあるので、便秘になりやすくなってしまうのです。生理前や生理中に、どうしても便秘になりやすいという人は、このホルモンの影響が考えられます。

つまり、出すべきものを外に出していない状態ですので、当然のことながら老廃物が溜まって、その分、体重に加算されたまま=体重が増えるということになるのです。

ですから、できるだけお通じがよくなるような食事を心がけましょう。

できれば普段より食物繊維の多い食事を心がけましょう。上に挙げた玄米やサツマイモ、カボチャなどは満腹感を得られるだけではなく、便通もよくしてくれるので体重増加を防いでくれます。

また、同時にプロゲステロンは、水分もため込みますので、「むくみ」やすくなります。むくんだ分は、体重に反映されてしまいますが、「むくみ」やすいからといって、水分摂取を控えるということはやってはいけません。逆に、さらに水分を貯めこみやすい状態に陥ります。

ですから、適切な水分補給に務め、意識しておトイレに行くということを心がけましょう。

どうしても食欲が我慢できない、という方は食事量は変えず回数を増やしてみましょう。

どうしても甘い物が欲しい時も、小分けの物少しずつ食べるようにして、コントロールをしましょう。

生理前に体重が増える、その逆はダイエットチャンス!

プロゲステロンは、女性にとって大切なホルモンではあるものの、ダイエットにはちょっと邪魔だなあと思うホルモンですね。しかし、女性にはちゃんとその逆の働きをするホルモンがあるのです。

それがエストロゲン。

すでに述べたように、女性の生理周期は、エストロゲンとプロゲステロンが交代で働くことによって生殖の仕組みを整えます。生理前の時期に、妊娠のために「貯めこむ」のがプロゲステロンなら、次の妊娠のためにいらなくなったものを「排泄する」はたらきをもつのがエストロゲンです。

エストロゲンが増えはじめると、生理が始まります。このエストロゲンを上手に使えば、体重を上手に落とすことができます。

ホルモンの1つ「エストロゲン」が最も多く分泌されるのが、生理の直後から排卵期まで。エストロゲンが多く分泌されている時期は、水分や老廃物が多く排出されると言われています。

生理が終わってから1週間~10日間は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の影響で代謝が促進されやすくなって脂肪も燃えやすくなります。この時期に運動と食事管理をしっかりとすることで、きっと思い描いた体重管理ができますよ。

生理が終わってから排卵日まで、通常生理後14日後までが女性の身体が最も痩せやすい時期です。

この生理前の時期を上手に避ければ、効果的なダイエットができるというわけです。

ただし、じゃあこの時期にダイエットしようと、生理後の2週間ほどのあいだに過激な食事制限などをするのは好ましいことではありません。

この方法だと、生理前や生理中にその反動がくる可能性が高くなります。特に、甘いものが欲しくなる時期です。甘いものをたくさん食べ続けると、やめられなくなるという経験はありませんか?これは、砂糖には中毒性があるためです。ですから、過激な食事制限は逆効果になると心得ておきましょう。

大切なのはバランスです。

生理前と生理後との体重が増える割合がどの程度なのかを知っておくことも大切です。

自分の生理周期について知り、これにあわせて無理のないダイエットの計画を立てれば、効果を上げることができます。

プロゲステロンとエストロゲンの二つのホルモンと、上手にお付き合いしましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする