受験生や高齢者の力強い味方に?記憶力向上に役立つ食べ物とは?

勉強などで、記憶力を向上させたい方も多くいらっしゃると思います。では、記憶力を向上させる食べ物はどのようなものがあり、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。今回は記憶力向上に役立つ食べ物について、その栄養素などについてご紹介したいと思います。

記憶力と食べ物の関係は?

『記憶力』をアップさせることが出来る食べ物があるのはご存知ですか?脳に栄養をしっかり届けて、働きを良くしてくれるんです。

食べ物の中には脳を活性化させ、記憶力を高めることができるものがあります。まずは記憶力を高める食べ物に含まれる栄養素を見てみましょう。

記憶力に関係する栄養素は?

DHA

DHAは脳の海馬に多く含まれています。DHAは赤血球や細胞膜を柔軟にし、海馬へ十分な酸素と栄養を届けます。そのため魚(DHA)を食べると頭がよくなるといわれるようになりました。

記憶力を上げる食べ物の栄養素としてよく知られているのがDHAです。

DHAはシナプスに含まれておりアセチルコリンの働きを活発にします。DHAが脳内に多く含まれていると情報伝達能力が高くなり、記憶力や判断力、集中力が向上します。

DHAは思考をつかさどる海馬にエネルギーを送ります。そのためDHAが脳内に多ければ海馬の活動能力が上がり、記憶力の向上が期待できます。

亜鉛

亜鉛は脳の機能を維持するためには必要不可欠な栄養素で神経細胞間の神経伝達物質を合成する役割を果たしています。逆に亜鉛が不足してしまうと、神経伝達物質の量を調整する機能が劣化して記憶力に支障をきたすようになってしまいます。

亜鉛は動物性食品を中心とした食べ物に多く含まれています。また、細胞の働きに密接にかかわっており、神経伝達物質を合成し調整することで記憶力の形成にかかわっています。

レシチン

レシチンは神経伝達物質をつくるアセチルコリンの素材で記憶力に密接な関わりのある栄養素です。食品やサプリメントからレシチンを摂取すると、体内でアセチルコリンに分解されて神経伝達物質へと変わります。

レシチンを含む食べ物には豆類があります。これらは神経伝達物質として記憶力向上に極めて重要な役割を担っています。

ブドウ糖

ブドウ糖は、人の記憶、認知力に影響を与える。ブドウ糖摂取により記憶力が向上することが明らかになっている。

ブドウ糖を含む食べ物の代表格はご飯です。その他穀類にも多く含まれています。

脳を働かせる栄養素の第一はブドウ糖です。脳細胞は血中のブドウ糖だけをエネルギー源としますから、米、麦などの糖質(炭水化物・でんぷん)の不足の無い毎日の摂取が必要です。

脳はブドウ糖のみを栄養としていますので、不足すると記憶力の低下は避けることはできません。よって主食であるお米、パン類、麺類は毎日欠かさずとることが重要になります。

ビタミンB1

ビタミンB1が豊富に含まれるレバーや卵は記憶力を高める効果があります。脳のエネルギー源であるブドウ糖を代謝するのに必要不可欠な栄養素なので、果物などと合わせて食べたいですね。

ビタミンB1は玄米や肉類、海藻類などの食べ物に多く含まれています。働きの一つにブドウ糖をエネルギーに変える点があり、記憶力の観点ではブドウ糖とともにとることが理想とされています。

加齢とともに物忘れや記憶力の減退など、頭の健康が気になる人もいると思います。実は食生活も頭の健康に深く関連しています。記憶力が良くなる食べ物について

記憶力が良くなる食べ物

では、実際にどんな食べ物が記憶力を良くするか見てみましょう。

うなぎ

鰻には身体に良いとされる栄養がたくさん含まれています。うなぎは、ビタミンA、B1、B2、D、EやDHA、EPA、 ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)など身体に大切な栄養素が大変豊富な事でも有名です。

記憶力を良くする代表的な食べ物の一つがうなぎです。うなぎには記憶力にかかわるDHA、亜鉛、ビタミンB1が多く含まれており、夏バテ防止以外にも記憶力の面でも非常に優れた食べ物であるといえます。

納豆

豆果の食品に含まれる「レシチン」の効果で、記憶力も学習効果も向上させます。

もう一つの代表的な食べ物は納豆です。納豆にはレシチン’が含まれ、記憶力の向上に役立っています。

卵が記憶力アップに良いとされる主な理由は、卵に含まれる成分「コリン」にあります。コリンを摂取することにより脳の働きを活性化させボケや認知症の予防に効果的だといいます。コリンを摂取したら体内で神経伝達物質であるアセチルコリンにかわり脳の活動に使われます。

卵も記憶力向上に役立つ食べ物です。記憶力にかかわる栄養素はコリンのほか、亜鉛とビタミンB1も含まれています。

チョコレート

記憶力向上については、愛知学院大学心身科学部の大澤俊彦教授(農学博士)らが行った実験で、ハイカカオチョコレートを1日に25グラム、4週間食べると、神経細胞を活性化するタンパク質「BDNF」の濃度が平均2割アップしたことが示されている。BDNF濃度アップはさらに、認知症の予防や改善が期待されているという。

チョコレートも記憶力向上に役立つ食べ物です。記憶力に関係する栄養素ではブドウ糖および亜鉛が含まれています。また、チョコレートに含まれるデオプロミンには大脳を刺激する作用があり、記憶力向上に大きな役割を果たします。

ブルーベリー、いちご

ベリー類の果実は豊富な抗酸化物質を含んでいるので、フリーラジカルによる細胞障害を防ぐ効果や、脳内の神経回路に直接働きかけて記憶力の低下を防ぐ作用が明かとなっていることや、脳内の炎症反応が抑えられ神経にダメージが与えられるのを防ぐ作用もあることが分かりました。

ベリー類も記憶力向上に役立つ食べ物です。栄養素にブドウ糖や、亜鉛、ビタミンB1を含みます。ベリー類に豊富に含まれるポリフェノールは抗酸化作用があり、脳細胞へのダメージを防ぐことで記憶力の低下を防いでいるといわれています。

記憶力が良くなる食べ物を効率よく摂るには?

記憶力の向上にかかわる栄養素は、食べ物を組み合わせてとることにより、その相乗効果を期待することができます。例えばうな重やうなぎ丼はうなぎが含むDHA、亜鉛、ビタミンB1と、ご飯が含むブドウ糖およびレシチンを合わせてとることにより、記憶力の面でも非常に栄養評価の高い食べ物になります。他の食べ物の例としては、納豆に卵をかけてご飯で食べると、ブドウ糖、レシチン、ビタミンB1が’豊富に含まれた食べ物となり、記憶力向上に役立ちます。ただし食べ合わせが苦手な食べ物の場合は無理をする必要はありません。納豆に卵をかけるのは苦手という方は、納豆ご飯に卵焼きを添えるだけでもほぼ同等の栄養を摂ることができます。

まとめ

記憶力向上に役立つ食べ物には魚類や穀類、ベリー類などがあり、それらの食べ物に含まれるDHA、亜鉛、レシチン、ブドウ糖などが大きな役割を果たします。また、複数の食べ物を同時にとることによって、相乗効果にも期待ができます。しかし最も大きなポイントは3食をきちんととり、食べ物の栄養をしっかり吸収できる状態にすることにあります。これによって食べ物の栄養が脳や脳神経にしっかり行き渡り、記憶力の向上に大きく役立ちます。いろいろな食べ物を美味しく食べて記憶力の向上に役立てていただければ幸いです。

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